de:code2018 基調講演 の感想

5/22にde:code 2018に参加しました。基調講演がとても印象深かったので感想ブログを書きます。


de:codeに参加するのは初めて。昔の日本マイクロソフトの開発者向けカンファレンスに参加したことはある。

他のカンファレンスやイベントは仕事でも趣味でもときどき参加する。(AWS SummitやDevelopers Summitなど)

de:code2018の基調講演はこれ。

Keynote | de:code (decode) 2018 | 開発者をはじめとする IT に携わる全てのエンジニアのためのイベント

基調講演の冒頭で伊藤かつらさん(@kazekaoru5gatu)が出てきたときは、今年は女性の偉い人が出て来るんだ、めずらしいなと思っていた。

基調講演のメンバーまでチェックしていなかった。

が、そのあとに出て来るマイクロソフト本社の偉い人が3人とも女性。

その後、偉い人の話に続いてデモを担当するエバンジェリストも女性であったあたりから、ようやく気が付いた。

今回は登壇者がほとんど女性だったのだ。男性は最後に登壇した平野社長だけ。

本間 咲来さんのツイートより基調講演で登壇した日本マイクロソフトのの女性エバンジェリストのみなさん。

本間 咲来さん(@sakkuru)

Azureの情報を調べているとよくさっくるさんのスライドに行き当たる。

大森 彩子さん(@ayako_omori)

cognitive service(#cogbot)のコミュニティなどをやっている。デモが上手です。大森さんの発表やハンズオンの資料など活用させてもらってます。

原 綾香さん

私は基調講演で初めてお見かけしたのですが、デモがとてもわかりやすかった。

千代田 まどかさん(@chomado)

このブログをみる人にはもはや説明不要な有名なエバンジェリスト

阿佐 志保さん(@_Dr_ASA)

技術書典で数学の技術同人誌を売ってる人だと思っていました。マイクロソフトに入社してたんですね! 商業出版の著書がたくさんある人です。

www.amazon.co.jp

上記のようにマイクロソフトの技術情報を調べたり、セミナーに行っているとおなじみのエバンジェリストのみなさんである。*1

de:code2018基調講演テーマは「Transforming Intelligence」。別に女性活用がどうのという内容は入っていない。

長い間エンジニア業界にいて、あれこれとセミナーや講演やイベントに行っているのだけど、 女性向けイベントではないのに登壇するのがほとんど女性というケースは見たことがなかったので、私にはすごいインパクトがあった。

これだけ多くの女性が一度に登壇すると、あたりまえのことだけれど、いろんな仕事をしているいろんな女性がいて、なんとなく自分に合いそうなロールモデルを見いだすことができる。

男性はこういう体験があたりまえなんだろう。でも女性である私にはなかった体験なのだ。

私は基本的にはIT技術の習得に男女差は関係ないと思っている。それでも仕事のスタイルや立場による振る舞い方などについては男性をお手本にしきれない。

逆に今回の基調講演をみて、女性をお手本にはしきれないと思った男性もいると思う。

たとえばだ、あなたはちょまどさんを目指せるか?

こういう男性にとっては当たり前だけど、女性にはない体験は様々ある。私はそれは仕方のないことでそれが当たり前だとずっと思い込んでいた。なぜ私はそう思っていたのだろうか。こういう場がもっとあってもよかったんじゃないか。

そうはいってもde:codeの基調講演でこれを実現できることが日本マイクロソフトのすごさ。

本社から偉い女性が何人か来ます、ではなく日本支社からも女性社員を普通に集めてこられる。

これは日頃から女性エヴァンジェリストが大勢活躍しているからできることだ。

日本マイクロソフトエヴァンジェリストだけでなく女性エンジニアが多く活躍している。

de:code2018のEXPO2コーナーにある「Woman in Technology」ラウンジではセッションの合間の時間に日本マイクロソフトの女性社員がトークを行っていて、キャリアや日頃の仕事やワークライフバランスなどの話をしている。

他の会社でこうはいかないのではないか。

女性が活躍できる会社ですと聞いて説明会を聞きに行ったらその場にいた女性は人事スタッフだけとか、その会社の名物女性社員一人が目立ってるだけなことが多いなと思う。

*1:私の情報収拾の守備範囲の都合で詳しさに差がでてしまって申し訳ない