技術書典4に初めてサークル参加した(当日編)

サークル「Anatolí Lab(アナトリーラボ)」として 4/22(日)の技術書典4にサークル参加しました。

techbookfest.org

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前回の記事に続き、 今回は当日の参加レポートです。

前日までの準備

印刷所から技術書典のサークルスペースまで搬入依頼済み。

見本誌提出は事前に電子提出で済み。

ダウンロードカード

前日にキンコーズで作成。当日販売前に本に挟むか一緒に渡す。

おまけ

チョコマシュマロ、絵柄違いで3個セットを個別の袋にいれて45個作成。本を買ってくれた人に渡す。まだまだたくさんある。

Hello Worldかるたにも1個つける。

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かんたん後払い決済

技術書典運営提供のかんたん後払い決済を登録。今回は手数料とリスクを運営が持ってくれる。

サークルチケット

サークルチケットを割り当て済み。各サークル2枚。技術書典のサイトで登録を行いQRコードが発行される。

販促

POPを作成し前日にキンコーズで印刷。

委託

委託のHello Worldカルタの作者のむらさきさんと打ち合わせ。

カルタは当日に作者さんが直接持参。サークル開場時間までに会場に来てもらうように依頼。

サークルチェック確認

前日23時で56でした。他サークルに比べると少ない。

委託のHello Worldカルタはネット上での宣伝の反応はいいのに意外にサークルチェック数には反映されてない。頒布物情報には一般むけページが公開された時から掲載してあるのに。

もしかして初心者サークルが勘違いして大量に本を刷って爆死したらかわいそうだと気を使われたのだろうか?

当日の持ち物

  • スペースに敷く布
  • お釣り
  • 小銭ケース(500円用、100円用)
  • ミニ金庫
  • POP
  • ダウンロードカード 
  • マシュマロ
  • 文房具(マジック、ボールペン、はさみ、セロテープ、メモ帳)
  • 書見台(POPや本の展示用として)

サークルスペース設営

9:50ころ入場。まもなく仲間も到着。

運営からQRコード入りPOPが届いていてありがたかった。メルカリの水も2本配布されていた。

一度撮って見たかった設営完了写真。

ここの布をつかいました。

anonuno.shop-pro.jp

終わってから気が付いたけれど敷く布の向きが逆だったのでは。長い布が通路側で机の下の荷物を隠す。ポケットが内側で、小銭や小物を入れるのにつかうのではないか。

本の準備

アナトリーラボの本はこちら。

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本の箱の中身を確認(冊数と実物の写真をとればよかった)。50冊刷って事前に10冊受け取ったので会場には40冊+余部が5冊くらいかと思いきや。

53冊届いていて驚愕。13冊多い。

ここに仲間が持ってきてくれた2冊追加で55冊。

お釣りの準備
  • 500円 40枚

銀行での両替はその銀行に口座がない場合、またはある程度の枚数以上の場合有料になることが多いです。今回は新宿にある地銀の支店で口座なしでも無料で両替できました。そこも5/7からは有料になるらしい。

  • 千円札 10枚

開幕直後の一万円札対策。

委託準備

委託のカルタは作者さんに会場入口で待ってもらっていて、見本回収や荷物回収。

委託じゃなくても、本をギリギリまで作り込み、仲間が後から手持ちで搬入する場合、この辺りの連携ミスすると開場時に販売できない。

設営感想

準備時間は余裕と思っていたけど意外とギリギリでした。 スペースが狭く荷物の取り回しがむずかしい。

サークル入場が遅れると隣や後ろのサークルとぶつかり合って動きがとれなくなりそう。

10:40分で一旦出入り禁止。スペースで開場まで待機。

よそのスペースの本を買いに行くならこのタイミングだと思う。ただしそのサークルの準備が終わっていそうな場合。そうでなければ相手に迷惑がかかる。

午前中

予想していたが、会場直後からHello Worldかるたにお客殺到。アナトリーラボの本も一緒に売れました。

11:30頃にかるた作者のむらさきさんが一般入場で到着。かるたはすでに半分以上売れていた。昼前にかるたは完売した。

メモ帳に売れた数を正の字で記入していたが、忙しくて数えるのが曖昧になる。

お釣りは十分足りた。概ね千円か500円玉で買ってくれる人が多かった。一万円札の人は数人。

喉が渇く。メルカリ水がありがたい。

休憩

三人体制なので適当に休みを入れられた。

むしろ人混みでサークルスペースを出られない。

昼過ぎには結構売り切れになって買えない本がでていた。

販売

POPは前日に急造したが、あってよかった。POPを指して「本の内容はこちらです」と言える。

POPを作るためにラミネート加工する機材があるといいですね。

午後

ずっと人が減らない。

15:21でようやく入場フリーになったらしい。

16:00以降になり客足が落ち着いてくる。この頃になるとあまり売れない。

イベント後の懇親会の雑談で聞いたのだが、この頃になるともう歳で並ぶ気力がなさそうなおじさんプログラマが冷やかしに来る。

懇親会ではfortranというプログラミング言語の本に「あと10年前にこの本があったらねえ」と言いながら昔話をして去っていく人がいたらしい。

うちの場合、タイトルのギリシャ語に反応する人が2人ほど現れた。「数学好きな人はギリシャ語よめますよ」とか「この文字はニューですね」とか。そこに反応するのか(笑)

撤収

どのサークルも速やかに荷物を片付けて撤収。

うちも本が概ね売れ、マシュマロも懇親会で配るのにちょうどいい分だけ余った。

うちのサークルの本は予約分もあるので完売です!

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ありがとうございます!

むしろ買った本が荷物。

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戦利品

この後は懇親会に参加し、他のサークルの方や一般参加の方とお話したり、その場でイベント中に買えなかった本を直接買ったりしました。

techbook-and-ethanol.connpass.com

ふりかえり

値段

今回は

  • 本を最低1冊作る
  • 売り切る

を目標にしたので 50部 1冊 500円 にしましたが、元は取れていません。次回は元が取れる部数と価格で予定を立てます。

電子版販売

シリアルを発行して管理するなど手間が必要だった。 次回はちゃんと事前に準備して会場で電子版も販売したい。

ダウンロードカード

他所のサークルを見ると表紙絵のカラー印刷など凝ったカードも多い。 買う人にとっては本とセットのアイテムの一つであるので、 事前にデザインを準備してちゃんと作成したい。

印刷所選び

Re:ViewのPDFを受付実績があるという理由で日光企画にした。 店舗での対応もよく、表紙の再入稿もサポートしてもらって良い印刷所だった。 今後も候補だが、印刷所によって料金、締め切り、対応する紙やグッズの違いがあるので、見比べて選んでみたい。

紙見本は事前に取り寄せ出来るので早めに集めておく。

本の判型

B5にするかA5にするか、かなり後半まで迷っていた。 このせいで入稿直前で改行やページ送りの調整が発生してしまった。

実感がなさすぎて決めづらかったのが原因だけど、今回で要領がわかったので、次回は早めにB5かA5かそれ以外か決めて望みたい。

表紙絵

絵を書ける人に出来る限り早く依頼する。 社外の人に依頼する場合を考えて、依頼のための手順やフォーマットなど調べておく。

レビュー

書いた記事のレビューを誰かに頼みたかったけれど、タイミングを逃して頼みそこねた。次回は執筆開始前に頼んでおく。

技術書典サイトの頒布物ページ

Web用サークルカットはカラーのほうが目立つ。できれば本の内容をアピールできるサークルカットにする。

ジャンル詳細や本の内容の紹介ももっと充実させたい。

ブログ

twitterで宣伝ツイートしまくってもすぐ流れていってしまう。 ブログを作っておくべき。

なお、事前に作っておいて最低月1回くらいは更新して見にきてくれる人を増やす。

リアル知人に宣伝

今回、私は技術書典参加決定から基本的にリアルイベントは技術書典関係にしか行っていなかった、友達にも会いに行ってなかった。

さもないと気が散って本を入稿できない恐れがあったのだが、このせいで技術書典にきてくれるリア友が少なかった……。(サークル出してる人が主になった)

次回はリアル知人にも宣伝しておきたい。

CI

BitBucket+warckerの環境を仲間に準備してもらったので、次回はこれを活用して本作りをしたい。

委託

委託引き受けはいい経験になった。

今回かるたのむらさきさんとは数年ぶりに会ったのだけど、twitterでもfacebookでも繋がりがあり、共通の知人も多いので連絡が取りやすかった。

委託は運営に対して自分が責任を追うことになるし、連絡事項のやりとりや、当日のお金の管理などもある。

今後自分がどこかに委託させてもらう場合があるかもしれませんが、その時には今回の経験を活かしたい。

おつかれさまでした

次回参加できたらさらにパワーアップして挑戦したいです。

今回の技術書典ポスターがとても可愛かったです。

一番好きなメッセージを引用して締めにします。

肩書きによって著者となるのではありません。 行いによって著者となるのです。